running-shoe-footstrike

この記事を読み返していたんですが、 

http://runningmagazine.ca/2010/02/sections/training/10k-training-tips-from-the-nike-oregon-project/ 
その中のこの記述が気になって調べてました 

Focus on the footstrike: Most of the tips we got from Salazar and Schumacher related to the footstrike. 

They spent a lot of time working on decreasing the support time, that is; the time the foot spends in contact with the ground. 


最初はfootstrikeの意味を取り違えて、「接地時間とランニングエコノミーの相関関係」だと思って、気になって調べてました。
 

ですが途中で、本当の意味は「接地の方法」だということに気付きましたが、その調べている中でラップの接地方法についての考察?や、今年の米選手権10000m出場者の接地方法についての資料みたいなのを見つけました。 

・全米10000m出場者全員 
US10k_trials_footstrike

こう見ると、踵接地というのはかなり少数派に見えます。スピードが上がると、それにともない接地時間の短縮が自然に起こるはずなので、ある意味当然ではあると思いますが。



・ラップの米選手権10000mでの全ラップごとの接地 
footstrikes10krupp


ラップの5000mにおける中間疾走と最終ラップの接地の差異
Galen Rupp 5k Footstrike[5]

5000m出場者全員
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オレゴンプロジェクトでは、上の記事内でも接地時間の短縮というのを念頭に置いているので、基本的につま先接地推奨になっていますね。フォームに手をつけるのはアメリカではなかなか無いみたいですが、水中トレッドミルや様々な方法も駆使しつつ、結果を出しているチームなので大いに注目する価値はあると思います。そう考えるとラップなんかはオレゴンプロジェクトの申し子みたいなものですかね。
本来踵接地であったリッツがつま先接地へと改造させられた結果、故障したこともありました。

また、接地時間の短縮を念頭に置いているということですが、オレゴン・プロジェクトの動画からもそのことがうかがえます。

その中の代表的なものが、バウンディングです。動画中で三段跳びをしているように見えるやつがそれです。これは、おそらくSSC(Stretch-Shortening Cycle、伸張ー短縮サイクル)を高めるのに役立っていると思われます。これを高めることで、分かりやすく言うと、一歩一歩、軽い力で地面を蹴ることが可能になります(=つまりバネをつけるこいうことです)。その結果、ランニングエコノミーが向上する・・・オレゴン・プロジェクトが接地時間の短縮を目指している狙いの一つがこれではないかなあと思います。

実際、どこかの論文で、SSCを高めるようなトレーニングを行った結果、被験者の3000mのタイムが向上したという研究結果を読んだことがあります。ただ、この研究では5000mのタイムに関しては逆に落ちたという結果になっていました。しかし、たぶんこれはこの研究で、分かりやすい結果を出すために、SSCを高める練習(バウンディング、短距離的な練習、レペティションなど筋力的な、もしくは一歩一歩の負荷が大きい練習)に重点を置いて、有酸素系の練習をあまりしなかったからじゃないかな、と・・・。

ですから有酸素系も無酸素系もSSCでも充分な考察が行われ、世界トップレベルの練習理論に基づいて行われているオレゴン・プロジェクトは、その練習の中でSSCも活かしつつ結果を出せているのでは・・・と考えます。


全米選手権のスローモーションによる考察 
・男子1500m


・男子5000m
 

かなり興味深い資料だと思います。