Turning on the glutes
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どのような方法でランニングフォームをよりよくしていくか、それについては様々な議論が存在しますが、「腰の筋力が強力で、安定していること」ということに関しては誰しもが同意するでしょう。そして、これはあなたも「腰(お尻)の筋肉」を活かす必要があるということです。

どのようなコーチングマニュアルや陸上関係の雑誌などを読んでいるかどうか分かりませんが、おそらく腰に関しては「位置を高く保つ」「スプリントやヒル・トレーニングを行うときに腰部周辺の筋肉をよく使う」といった説明がなされているでしょう。しかし、今回は「いかに腰の筋肉を活かすか」についてのみ論じていくことにします。

選手たちにこのことを意識させるために好んで用いる方法の一つとして、トレーニングと単純な筋力トレーニングを組み合わせるという方法があり、これにより選手は腰の筋肉を活かすことができるようになります。走動作中にいかに腰部の筋肉を活かすかを論じることは非常に簡単ですが、走動作中にそのことを意識し実践することは非常に困難です。しかし、それは学習して習得することができます。


このビデオは単純な筋力トレーニングと、ランニングドリルを組み合わせた方法です。これが最も効果的な物であるかについては断定できませんが、効果的であることは間違いないでしょう。

このような個別の筋肉へのアプローチで重要な事は、走動作に出来るだけ近い状態でトレーニングを行うか、どの筋肉へ刺激するのか、出来るだけ絞ったトレーニングを行うことです。「このトレーニングがどのように私に働くのだろうか」このことを考え続けてください。

http://www.runningtechniquetips.com/2013/09/turning-on-the-glutes/  

※久々に少々長めのトレーニングに関する話題を投稿させて頂きました。
腰部、特に臀部の筋肉については僕自身非常に興味があります。身近な例で挙げると、ランナーが陥りやすい疾患として「腸脛靭帯炎」が挙げられると思いますが、その予防法の一つに「臀部(特に梨状筋)」を強化するというものがありますね。

腸脛靭帯炎の原因には、走動作中の大腿部の後方へのスイング時に使用される筋肉の中で、とくに腸脛靭帯を使用しすぎてしまったとき(スイング動作を他の筋肉より腸脛靭帯に依存しすぎた時)に怒るということもあるようです。その際、腸脛靭帯といったスイング動作をつかさどる股関節周辺の筋群の中でも、臀部(特に梨状筋)が上手く動作できるようになると、腸脛靭帯への負荷が減少し、腸脛靭帯炎を防ぐことができ、おそらくフォーム改善にも繋がるということです。

トレーニング方法は上に既述したように、臀部や梨状筋などを意識するトレーニングで良いようです。

また、余談ではありますが、アフリカやアメリカといった選手の脚の動作を、特に前から見ていると、日本の選手とは非常に異なっているように見えることがあります。長くなるので書きませんが、個人的にそれは背部の筋群、特に臀部の筋力の違いに原因がある・・・と時々考えていたりもします。