Everything You Want to Know About the Nike Oregon Project and L-Carnitine Injections
b317e2e8
オレゴン・プロジェクトにおいて、パフォーマンス向上に効果のあるとされるL-カルニチンの使用がなされていたという報道がなされています。それによると、アルベルト・サラザールは、L-カルニチンの効果を確かめるために、当時NOPのアシスタント・コーチを務めていたスティーブ・マグネスにL-カルニチン注射を行い、実験も行われたとのことです。

以下が報道の内容(要約)
・サラザールは、2011年1月と2013年3月にL-カルニチンと炭水化物の混合物(合法物質)を購入。
・ゲーレン・ラップとモハメド・ファラーは過去に摂取していたこともあるが、どにらにも効果的ではなかったため2人ともすぐにやめている。
・L-カルニチンは経口摂取よりも注射による摂取のほうがはるかに効果的。
・2011年12月、サラザールはL-カルニチン注射を試してみたいと、USADA(米アンチ・ドーピング機構)にメールをしている。
・NOP顧問の医師は、USADAから許可を取ったうえで、L-カルニチン注射の実験を行ったと述べている。
・USADAは、L-カルニチン注射の許可を与えてはいないと主張。
・アシスタント・コーチであったスティーブ・マグネスを用い、L-カルニチン注射の実験が行われた。結果、彼のパフォーマンスは8-9%向上した。


L-カルニチンはWADAの定める禁止薬物には含まれていないことから、規則上での問題はないようですが、スポーツにおける倫理性という観点から問題になっているようです。

http://www.letsrun.com/news/2015/03/the-good-and-the-ugly-everything-you-want-to-know-about-the-nike-oregon-project-and-l-carnitine-injections/