Centrowitz heads to Rio with medals on his mind
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今年の全米選手権1500mにおいて、マシュー・セントロウィッツは、ロンドン五輪1500m銀メダリストであるレオ・マンザーノらを抑え優勝を果たすとともに、3分34秒09の全米選手権記録を樹立しました。全米選手権記録を保持していたのはかの有名なスティーブ・スコットです。このことからも、マシュー・セントロウィッツが全米史上最も偉大な中距離ランナーの1人であることは明らかでしょう。世界選手権では幾度もメダルを獲得している彼ですが、五輪での初のメダルを目標にリオへと向かうことになります。

リオ五輪で、最も金メダルに近いであろうケニアのアスベル・キプロプは、リオ五輪でのメダルについて、銀メダルにケニアのマナンゴイ、銅メダルにアルジェリアのマクルフィが入ると予想しましたが、セントロウィッツはその発言については気にしていないと言います。
「前回の世界選手権に基づいて予想されたものですが、その予想は何を意味するものでもありません。私は私自身のことに集中するのみです」

セントロウィッツは、同じく有名なランナーである父の教育の下、オレゴン・プロジェクトのアルベルト・サラザールによって計画されたトレーニングで成長を遂げてきました。このインタビューも、セントロウィッツ曰く「合法的な赤血球増加法」である2週間の高地トレーニングを終えたばかりの頃でした。また、サラザールは、セントロウィッツのスタミナとスピードを強化する方法として、1500mよりも短い距離、もしくは長い距離のレースをトレーニングとしてレースに取り入れてきました。室内シーズンでも3000mのレースに出場したり、屋外でも800m、そしてリオへの最終調整レースとして1000mのレースに出場したことは記憶に新しいでしょう。

世界室内でも金メダルを獲得し、好調を維持しているセントロウィッツにとって、今回の五輪はメダルを獲得する可能性が最も高い選手の1人であることは明らかです。来るリオ五輪1500mにおいて、どのような結果を残すのか注目です。

http://www.capitalgazette.com/sports/ph-ac-cs-centrowitz-olympics-080116-20160731-story.html