世界の中長距離

「世界の中長距離を語ろう」のまとめです。 有用な情報を抜き出して載せていきます。

カテゴリ: ドーピング

Everything You Need to Know About The Jama Aden Doping Raid That Took Place With Three Dibaba Sisters Being Present

世界の中長距離界に衝撃が走ることになりそうです。世界記録保持者であるゲンゼベ・ディババやアヤンレ・スレイマンら多くの有名選手のコーチを務め、オリンピック金メダリストであるタウフィク・マクルフィの元コーチでもあるジャマ・アデンが、ドーピング容疑で逮捕されたことが分かりました。逮捕されたホテルでは、薬物など証拠が発見されており、ドーピングを行っていたことは確実であるようです。

これにより、彼のトレーニング・グループに属している選手にも疑惑がかかることになります。G・ディババ、A・スレイマンの他、アブバケール・カキといった有名選手が多く属しており、中長距離界に与える影響は計り知れません。また、Letsrunでは、アルベルト・サラザールとモハメド・ファラーも、アデンと一定の関係を持っていたことを取り上げており、この問題は多くの場所にまで飛び火を招くことになりそうです。

http://www.letsrun.com/news/2016/06/everything-need-know-jama-aden-doping-raid-took-place-three-dibaba-sisters-present/

World champion Abeba Aregawi tests positive for banned substance
Abeba Aregawi
2013年の世界選手権女子1500m金メダリストであるスウェーデンのアベバ・アレガウィに、禁止薬物の陽性反応が出たことが分かりました。現在はBサンプルの検査中ですが、検査結果が明らかになるまでアレガウィは暫定的な出場停止処分が科されます。

スウェーデン陸上競技連盟は、以下のような声明を発表しました。
「非常に狼狽し、驚きと失望を隠せません。しかし、我々はドーピングやどの他のあらゆる不正行為、違法手段を認めることはありません。例外はなく、その全てを否定し、許容することはありません」

アレガウィは、エチオピアで生まれ、2012年にスウェーデンに国籍変更を行った選手です。

http://www.si.com/more-sports/2016/02/29/abeba-aregawi-tests-postive-banned-substance-suspended-track-and-field

CONI requests doping bans for 26 members of athletics team
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イタリアのオリンピック委員会は、来年のリオ五輪に出場予定の選手を含む26人の陸上競技選手に関して、ドーピングによる2年間の出場停止処分を要請したことが分かりました。
長距離部門では、トラック、マラソンで欧州トップクラスの実力を持つダニエル・メウッチも含まれています。詳細は不明ですが、ドーピング検査を回避したものの、それが管理上のミスとして認められていることが問題のようです。
これらの選手は、来年、イタリアオリンピック委員会の設けるアンチ・ドーピング法廷において、裁判に臨むことになります。

http://sports.espn.go.com/espn/wire?section=trackandfield&id=14273510

Two-time WXC champ Chebet, 6 in doping bans
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2010、2012年に世界クロカンを制したエミリー・チェベットが、禁止薬物フロセミドを使用したために、4年間の出場停止処分となったことが分かりました。チェベットを含む7人のケニア選手が同時に処分されています。

リタ・ジェプトゥーなど大物選手にも蔓延しており、問題となっているケニアでのドーピング問題ですが、再びトップ選手からの摘発により衝撃は非常に強いものとなりそうです。

http://www.capitalfm.co.ke/sports/2015/11/27/two-time-wxc-champ-chebet-6-in-doping-bans/

Doping threatens Kenya's credibility at Rio Olympics - Rudisha's coach
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現在ロシアでのドーピング問題が取りざたされていますが、ドーピング問題は中長距離で数多くのエリートアスリートを生み出してきたケニアにも無関係なことではありません。デイビット・ルディシャのコーチであり、ケニアで40年にわたり選手の指導をしてきたコルム・オコンネルは、リオ五輪に向けて、ケニアでの薬物問題の早期解決を望んでいます。
「ケニアはリオ五輪に本当に出場したいならば、これらの疑惑を払しょくし、国際社会の信頼を取り戻す必要があります。ケニア選手に薬物問題が発覚した時、早期に取り組むべきだったのです」

この問題が発覚した翌年、ケニア陸連はこの問題が、成功への近道を求めた下位レベルの選手に限られると繰り返し発表してきましたが、それもリタ・ジェプトゥーのドーピングによって吹き飛ばされることとなります。今週、オリンピック委員であるキプチョゲ・ケイノに、WADAから、真剣に4年間ケニアを陸上競技において出場停止にすることが警告されました。

「これは選手の士気に大きく関わる問題です。」

http://www.eurosport.co.uk/athletics/doping-threatens-kenya-s-credibility-at-rio-olympics-rudisha-s-coach_sto4991671/story.shtml

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