世界の中長距離

「世界の中長距離を語ろう」のまとめです。 有用な情報を抜き出して載せていきます。

カテゴリ: メブ・ケフレジキ

So Long, Meb!
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11月5日に開催されるニューヨーク・シティ・マラソンで、アメリカのメブ・ケフレジキはその長いキャリアに終止符を打ちます。その輝かしい経歴を持ちながらも、42歳である今でさえ、世界トップレベルと競い合っているという事実は奇跡と形容してよいものかもしれません。彼が初めてアメリカ選手権を制した時、大統領はビル・クリントンであったのですから。

エリトリアから移住して以来、彼は様々な経歴を残してきました。しかし、それと相まって彼のユーモアにあふれた性格は人々に強く印象付けられていることでしょう。2013年のNYCMで、彼は全くうまくいきませんでした。トップアマチュアランナーも、後半彼に追いつきました。しかし、それでも彼はレースをやめることなく、アマチュアランナーとともにゴールを果たしました。「敗北の中にこそ真の性格が表れる」ということを垣間見た瞬間でした。

今回のNYCMでどのような走りを見せるのか、注目です。

https://www.outsideonline.com/2252456/athlete-microchips-wont-solve-doping

Meb Keflezighi says experience will be key in LA Olympic trials marathon
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今年のNYCマラソンを7位でゴールしてから16日、メブ・ケフレジキは来年マラソンの五輪代表予選が行われるロサンゼルスのコースの下見を行いました。
「素晴らしいコースです。非常にフラットで、きっと高速になるでしょう」

前回2012年に五輪予選を当時の自己ベストである2時間09分08秒で突破したメブですが、もし今回も代表を獲得すれば、米国史上最年長の五輪マラソン代表選手となるでしょう。
「このレースを制するには経験が必要です。なぜなら、大きな動きのありうる巨大な坂はないからです」 
これまで22回のマラソンを走り、2009年と2014年にはNYCマラソンとボストンマラソンを制している彼の経験は他の誰よりも勝るでしょう。また、他にこれまで2時間10分以下で走ったことのある選手はデイゼン・リツェンハインのみです。

「魔法を使う必要はないのです。手の届く範囲に勝利はあります」

http://www.usatoday.com/story/sports/olympics/2015/11/17/meb-keflezighi-los-angeles-olympic-trials-marathon/75961302/?

At 40, Meb Keflezighi Shows No Signs of Slowing
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先日行われたNYCマラソンで2時間13分32秒で7位入賞、アメリカマスターズ記録を更新したメブ・ケフレジキですが、40歳になった今でも彼の勢いは衰えることはありません。
「私は勝つためにここにいるのです。目標は常に勝つことです」 

長く競技力を維持する彼の秘訣は何なのでしょうか?その秘訣は数多くあります。彼のコーチはUCLA時代から一貫してボブ・ラーセンです。走行距離に関しても、今回のNYCMでは、来年の五輪予選に備えて週130マイルを走りましたが、彼は1週間に100~110マイル以上走ることはめったにありません。これは、彼の長いキャリアで走ってきた距離を考慮したものです。そして、彼はもはや1マイル4分17~20秒で走らなければならないと思うことはなく、今やeasy dayには、1マイル7、8分で走り始め、6分10秒まで上げる程度です。

また、1日に2回トレーニングを行う際は、2回目のトレーニングはバイクなどを用いたクロストレーニングです。また、体重を維持するために、若いときは一日5000kcalだったものを2000~3000kcalに制限もしています。
また、彼の忍耐力に驚いてはいけません。彼の父親は紛争を逃れ、安全を得るためにエリトリアからエチオピアまで150マイルを歩き通し、イタリア、そしてアメリカへの途を切り開いたのであり、家族譲りのものです。

彼はNYCM終了後、少しの休息を挟み、来年の五輪予選へ向かいます。今後もメブ・ケフレジキの活躍から目が離せません。

http://www.nytimes.com/2015/11/01/sports/at-40-meb-keflezighi-shows-no-signs-of-slowing.html?ref=international&_r=0

Meb Keflezighi Plans to Return for 2015 Boston Marathon
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今年のボストン・マラソンでアメリカ人選手としては1983年以来となる優勝を飾ったメブ・ケフレジキですが、来年のボストンマラソンで再び優勝する計画を立てていることが分かりました。

すでに39歳であるケフレジキにとって、エリートランナーであることのできる時間は着実に少なくなっていると言えますが、彼自身はまだ未来への希望に満ち溢れています。
「私は現実的に物事を考える人だよ。でも、今私はこれまでで一番速く走れているんだ」

そう話すケフレジキは、2015年ボストンでの2連覇だけではなく、2016年にロサンゼルスで行われるマラソンのオリンピック予選で出場枠を勝ち取るべく、2015年のNYCマラソンを走る予定でいます。

http://universalsports.com/2014/06/19/meb-keflezighi-plans-to-return-for-2015-boston-marathon/

Meb Keflezighi is not retiring
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先日のNYCMで、メブ・ケフレジキは膝の怪我から回復したばかりの中で、2時間23分47秒の、23位でゴールを迎えました。

しかし、それでもメブ・ケフレジキは現役を続行することをFlotrackに語っています。
「まだまだ、自己ベストを更新できると思っている。その時は、来るべき時に来るんだ。」

http://www.flotrack.org/coverage/250963-New-York-City-Marathon-2013/article/23118-Meb-Keflezighi-is-not-retiring 

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