世界の中長距離

「世界の中長距離を語ろう」のまとめです。 有用な情報を抜き出して載せていきます。

カテゴリ: Bowerman Track Club

Andrew Bumbalough Retires
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バウマン・トラック・クラブの一員として活躍を続けてきたアンドリュー・バンバロウが引退です。
インタビューの記事で、バンバロウは以下のように述べています。

・引退後、NCAAのコーチにはなりたくないことに気づいた。BTCのランニングスクールの中で、インターネットを通して様々な年代の人にコーチングをする魅力に気づいた。1月には、「ハイギア・ランニング」(Highgear Running)のHPを立ち上げ、これから様々な人にコーチングを提供する。
・クリス・ソリンスキーをトレーニングで負かしたことが思い出深い。シューマッハの最も基本的なトレーニングの一つで、500m疾走‐100mジョグの10マイルファルトレクを行った時でした。
・2012年のオリンピック・トライアルで4位だったときは非常に落ち込んだ。
等々…。

https://citiusmag.com/podcast/citius-mag-podcast-andrew-bumbalough-retirement-bowerman-track-club/

Chris Solinsky Retires And We Rank The Five Best Moments of His Career
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アメリカ史上最も偉大なランナーの1人であり、10000mで非アフリカ系で初となるサブ27:00を達成したクリス・ソリンスキーが引退を発表しました。
「私は走り続けるであろうと思ってきました。そして、いつ、どこで勝負することができるのだろうかと」

「しかし、今や私はそれを求めていないことに気づきました。もしそうしたなら、きっとお金のために走っているように感じたことでしょう。しかし、私にとってランニングはそんなものであって欲しくないのです」

ライアン・ホール、マシュー・テゲンカンプの引退に引き続き、アメリカ長距離界を引っ張てきた偉大な選手がまた一人、レースから去ることとなりました。

http://www.letsrun.com/news/2016/04/chris-solinsky-retires-rank-five-best-moments-career-sub-2700-dominant-foot-locker-title-epic-2011-usa-5000/

Before Indoor Nationals, Evan Jager is Already Looking Ahead to the Summer
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エヴァン・イェーガーは後ろを振り返ることはありません。常に前だけを見据えています。
昨年のパリDLにおいて、最後の障害で転倒した出来事に関して、未だに悩まされることがあるのか彼に尋ねたところ、笑いながらこう答えました。
「そうでもないよ。他の人がその話題を持ち出すか、それに関して質問された時に考えるくらいです」
そして、彼の目線は既にリオ五輪を見据えています。

「今年の目標は2つあります。3000mSCでリオ五輪代表を獲得すること、そしてリオ五輪でのメダル獲得です」
しかし、課題もあります。昨年の世界選手権3000mSC決勝において、イェーガーは残り250mからのケニア勢のスパートに遅れを取り、失意の6位という結果となりました。全米室内ではその課題の克服に挑みます。
「昨年の今頃に比べ、若干良い状態です。我々のチームメイトのほぼ全員がこの全米室内を目標としてきたため、昨年よりも少しだけハードなトレーニングを行ったからでしょう」

「全米室内での目標は、戦術的なレースを展開すること、そして選手権スタイルのレースで勝利すること。もし代表を獲得できた場合は、メダルのために全力を尽くすつもりです」

http://www.kimbia.net/before-indoor-nationals-evan-jager-is-already-looking-ahead-to-the-summer/

Steeple Star Seeks Greater Success Indoors and Outdoors
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昨年3000mSCでARを樹立するなど躍進を遂げ、今や3000mSCトップクラスの選手となったエヴァン・イェーガーですが、今週末にミルローズ・ゲーム3000mにおいて室内シーズン初戦を迎えることになります。

1月末にふくらはぎの故障から、10日ほどトレーニングからの離脱を余儀なくされた彼ですが、「とても早く治った」と言うこともあり、今週末は自身の3000m自己記録(7分39秒98)を更新したいと考えているようです。また、地元ポートランドで行われる世界室内3000mへの出場も、今季の彼の目標の一つです。
「ポートランドで行われる世界選手権で走る唯一のチャンスです。私は7年半ポートランドに住んでいるので、それはとても素晴らしいものになるでしょう。スタートラインを踏み、ポートランド出身である私の名前が呼ばれる、そして地元の素晴らしい応援の下走る・・・とてもクールです。」

しかし、イェーガーを含めたバウマン・トラック・クラブの目標はあくまで夏のリオ五輪に定められています。その前哨戦とも言える室内シーズンでの彼らの活躍にも注目です。

http://www.armorytrack.com/gprofile.php?mgroup_id=45586&do=news&news_id=397181

Matt Tegenkamp Retires From Professional Running
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アメリカを代表する長距離選手の1人であり、バウマン・トラック・クラブに所属しているマシュー・テゲンカンプが、プロランニングのキャリアから引退することを発表しました。
「私は1年間365日、プロランナーとして生活してきました。昨年の秋、マラソン選考会に向けてトレーニングを開始した時、もう今、そのような生活を望んでいないことに気が付いたのです」

テゲンカンプは、これまで2回のオリンピックに出場し、3回の世界選手権に出場するなど、選手権大会で活躍するだけでなく、2009年には5000mで、アメリカ史上6人しか存在していないサブ13(12分58秒56)を達成しています。また、2マイルの自己ベストである8分07秒07は、未だに米国記録として輝きを保っています。
「アラン・ウェブ、ライアン・ホール、デイゼン・リツェンハインとともに、我々は壁を壊し、新たな時代を築いてきました。そして、そのメンバーの1人としていられたことは、非常に楽しかった」

現在、テゲンカンプはナイキの製品開発に関わっており、今後徐々に勤務時間を伸ばしていくことになります。そして、彼は今でもランニングを愛しており、一日1時間、時にはバウマン・トラッククラブのメンバーと共にランニングを楽しみます。
「しかし、私はこれから高地トレーニングやレースのために家族と離れ離れになることはありません。今週末はハイキングを予定しています。子供たちとそりや、ビーチで砂の城を作るかもしれません…素晴らしい幸せです」

http://www.kimbia.net/matt-tegenkamp-retires-from-professional-running/

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