世界の中長距離

「世界の中長距離を語ろう」のまとめです。 有用な情報を抜き出して載せていきます。

タグ:アルベルト・サラザール

Alberto Salazar talks after the 2016 US Olympic Marathon Trials

・リオ五輪で、ゲーレン・ラップは10000mとマラソン2種目での出場を目標とする。
・5000mとマラソンを比較分析し、マラソンを選んだ。
・(10000mとマラソンのどちらに焦点を当てているのかという質問に対し) 「両方だ」
・1マイル4分52秒ペース(3:01/km)で行った20マイルのテンポランで、ゲーレンの心拍数が150を上回ることはなかった。
・私は彼がいつか2時間05分台の選手になると思っている。

http://www.letsrun.com/news/2016/02/americas-next-great-marathoner-arrives-galen-rupp-dominates-olympic-trials-debut-meb-keflezighi-jared-ward-grab-final-two-spots-team-usa/

WADA Has A 10-Year Statute of Limitations, So Alberto Salazar and Galen Rupp Would Face No WADA Ban If They Doped When Rupp Was In High School
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現在世界中で大きな話題となっているオレゴン・プロジェクト、アルベルト・サラザールのドーピング疑惑ですが、そのことに関してLetsrun.comが興味深い考察をしています。

まず、カラ・ガウチャーの告白内にあった、2007年、2011年の世界選手権の前に生理食塩水を静脈注射していたという件に関して、もしこれが立証された場合、WADAルール2.9に抵触する可能性があり、これに違反した場合は2~4年の資格停止処分となると考察しています。

そして、今回の騒動で最も反響の大きかったゲーレン・ラップへの高校時代からのテストステロン投与ですが、これは通常重罪であり、WADAの規則に従えば永久追放処分となるということが分かっています。しかし、WADAの規則にはもう一つ、時効を定めているものがあり、処分の対象となるのはドーピングが発生したとされる年月から10年以内のものに限るということが書かれています。これに従うと、記事が主張する、サラザールがテストステロンを投与したとされる年月からは10年以上が過ぎているので、少なくとも永久追放処分ということにはならないというわけです。

非常に難しい問題であり、結果が出ないことには何とも言いようがありませんが、とにかく今はしかるべき機関による調査の結果が出るのを待つしかなさそうです。

http://www.letsrun.com/news/2015/06/wada-rules-update-alberto-salazar-potentially-faces-lifetime-ban-from-sport-if-allegations-in-bbc-propublica-investigation-are-found-to-be-true/

Former Team Members Accuse Famed Coach Alberto Salazar of Breaking Drug Rules
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アルベルト・サラザール率いるナイキ・オレゴン・プロジェクトにドーピングの報道が出ています。元プロジェクトのメンバーであった、スティーブ・マグネス、及びカラ・ガウチャー、アダム・ガウチャーの証言に基づいたもののようです。それによると、アルベルト・サラザールはゲーレン・ラップにテストステロンといった薬物を使用していたという内容のようです。マグネスは証言だけでなく、いくつかの資料も公開しており信憑性もこれまでの同報道に比べて高いものとなっています。

今回の記事を手掛けたデビッド・エプスタインは、自身の調査に基づく報道によりランス・アームストロングのドーピングの解明を加速させた過去もあり、今回の報道が今後どのような影響を与えるのか注目するべきでしょう。

元記事:https://www.propublica.org/article/former-team-members-accuse-coach-alberto-salazar-of-breaking-drug-rules 
Letsrun.comhttp://www.letsrun.com/news/2015/06/five-quick-thoughts-on-david-epsteins-nike-oregon-project-investigation/ 
Flotrackhttp://www.flotrack.org/coverage/251077-News-from-the-Track-and-Field-World/article/31866-David-Epstein-and-BBC-Investigates-Nike-Oregon-Project

Salazar SFX

ずいぶん遅い紹介となってしまいましたが、今年の室内シーズンの時の動画です。


既に観た方もいらっしゃるかもしれませんが、簡単に言えば、オレゴン・プロジェクトのアルベルト・サラザールが試合中やその前後にどのような指示を出しているのかをまとめた動画なのですが、サラザールのキャラクターというか、それに近いものが如実に表れている動画でもあります。

指示の内容やトラブルなども興味深いですが、彼の熱の入れようは持病に響かないのか心配になってしまいますね。

http://www.flotrack.org/coverage/250915-BU-John-Thomas-Terrier-Invitational-2014/video/730799-Salazar-SFX#.U7-SFpR_tp4

UK 800m champion has started to tweak his technique following advice from Alberto Salazar
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先週末、全英選手権800mにおいて勝利を手にしたマイケル・リマーですが、レース後に今回の勝利の要因について説明しています。

それによると、オレゴン州ポートランドでトレーニングを積んでいた際に、彼の走りを見ていたアルベルト・サラザールから、モハメド・ファラーのランニング・フォームを修正した時と同じアドバイスを受けていたことが分かりました。具体的な内容としては、300mインターバルを、今まで39秒で行っていたものから36秒に変更したとのこと。それにより、彼のランニング・フォームの問題点であった蹴り上げすぎてしまう癖を、より効率的な動きへと変えることを可能にしたようです。

「私は非常に速いスピードでトレーニングを行っているよ。今までのトレーニングとは違う、ほとんどレースと同じような疲労感を得られるものです」
しかし、シーズン中にフォームの修正を行うのは危険すぎると判断したため、彼はまだ本格的なフォームの修正には移ってはいないようです。

http://www.athleticsweekly.com/featured/shake-style-michael-rimmer-5089/

※サラザールはフォーム改善を、トレーニングのペースを速めることによっても行うようですね。確かに、スピードを上げることでフォームから無駄な部分が取り除かれるのは感覚的に分かりますね。SSC向上か、オーバーストライドの改善か・・・とにかく、非常に速いペースでそれを繰り返し行うことで、より洗練されたフォームを定着させていくのでしょうか。ただ今の僕の知識ではイマイチ科学的に説明できないようです。
感覚的には理解できても、それを論理的に説明できないのが残念ですが、非常に面白い情報だと思います。

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